交通事故用語の解説

1. 自賠責基準
自動車損害賠償責任保険(自賠責)に基づく支払い基準のこと。 損害賠償支払い基準にはこの他、任意自動車保険会社の任意基準と弁護士基準(通称赤い本基準)がある。
2. 一括払い
任意自動車保険会社が損害賠償金の支払いをする際、自賠責保険金も含めて支払いをすることをいう。尚、一括支払保険会社のことを一括社ということもある。
3. 被害者請求
16条請求ともいい、被害者が加害者の加入する自賠責保険会社に直接賠償請求すること。
4. 加害者請求
加害者が治療費等を一旦立て替えし、後で自賠責保険会社に請求する方法、一括払いは加害者請求の一つのかたち。
5. 自賠限度額
自賠責保険支払限度額で死亡3,000万円、傷害で120万円。常時介護を必要とする1級後遺障害の場合は4,000万円。
6. 後遺障害
自動車事故による傷害が治った時に残存する当該傷害と相当因果関係を有し、かつ将来においても回復が困難と見込まれる精神的または身体的なき損状態のこと。
7. 症状固定
医学的な治療は十分尽くし、これ以上治療を継続しても医学上の効果は望めない状態、時期は負傷の程度にもよるが通常6ヶ月以上経過後。
8. 過失相殺
被害者側にも過失が有る場合、加害者から支払われる損害賠償額から被害者の過失割合分だけ減額されること。
9. 積極損害
治療関係費(診察料・入院料・投薬料・手術料・処置料・通院被・看護料・義肢等の費用・柔道整復当の費用)文書料その他の費用。
10.消極損害
事故にあわなければ将来得ることが出来たと予想される利益、休業損害や後遺障害の逸失利。
11.事故証明書
警察の実況見分に基づき事故発生の事実を証明するもので各都道府県の交通安全センターが発行する。各種保険金の請求・被害者請求・後遺障害の認定手続きには必要不可欠。
12. 休業損害
事故による休業のため収入の減少が有った場合または事故のため有給休暇を使用した場合や家事従事者が事故に遭った場合の主婦損害。
13. 仮渡金
被害者は加害者の自賠責保険契約会社に対して仮渡金の支払いを請求することができる(法第17条請求)。請求額は死亡290万円、傷害は傷害の程度に応じて40万円、20万円、5万円。
14.「自動車」
自動車とは「原動機」により陸上を移動させることを目的として製作した用具で軌条若しくは架線を用いたもの又はこれにより牽引して陸上を移動させることを目的として製作した用具(自賠法第2条第1項)農業作業用の耕運機は自賠法の対象外、道路以外の場所のみで用いる自動車例えばフォークリフトは自賠責保険契約の締結が強制されていない。
15.「運 行」
運行とは人または物を運搬するとしないとにかかわらず、自動車を当該装置の用い方に従い用いることをいう。道路交通法でいう「運行」は工事の敷地や公園のような道路以外の場所だけで自動車を用いる場合を除外しているが、自賠法では含まれる。(自賠法第10条)
16.「使用者責任」
被用者を使う使用者の責任(民715条)、事業のために他人を使用する者(使用者)は、被用者が事業の執行について第三者にあたえた損害を賠償する責任を負う。使用者に代わって事業を監督する者(代理監督者)も同様の責任を負う
17.「運行供用者」
自己のために自動車を運行の用に供する者をいい、自動車の使用につき正当な権利を有する「保有者」と有しない運行共用者に区分される。(自賠法第3条)
18.「保有者」
運行共用者のうち、自動車の所有者その他自動車を使用する権利を有する者で、自己のために自動車を運行の用に供する者。
19.「共同不法行為責任」
加害自動車が2台以上の共同の不法行為によって他人に損害を与えたときは各自が連帯してその損害を賠償する責任を負う。具体的な例では双方に過失が有る車両同士の事故で同乗者が負傷した場合には双方の自賠責保険から一人120万円づつ、合計240万円を限度に賠償を受けることが出来る。
20.「他人性」
自賠責第3条の「他人」に該当するかどうかのこと。「他人」とは所有者や借受人等自動車を自分の思い通りに使用できる者以外の者、他人性なし(被害者が他人に当たらない)の場合は損害賠償の責を免れることになる。
21.「他覚症状」
自覚症状に対する言葉で医師や他人から見ることが出来る症状で所要の検査結果と一致することが必要。

Copyright© 交通事故相談窓口 All Rights Reserved.